さようなら

　やっと家に帰ってこれた。

　なんとか一通り葬儀のほうを終えてきた。

　途中、何度も大声を上げて泣きそうになった。

　お通夜からずっと付きっきりだったんだけど、おばあの顔を忘れないように、眼に焼き付けといた。

　生前におばあがしきりに口にしていた言葉があった。　「戦時中に被爆した、爆弾のかけらが自分の肩には残っている」というのをふと思い出した。

　火葬からあがってきたおばあは、いつもよりもさらに小さくなっていた。

　肩あたりを探したら、2，3個、鉄片がみつかった。　コレがおばあがいつも言ってたもんなんだな・・ってみんなで話して、遺骨と一緒に入れといた。

　頭部のほうは、手術の後が生々しく、放射線治療の影響なのか、変色しているとこもあちこちにあって。　骨上げをしながらもしきりに、「頑張ったね」ってココロの中でつぶやいていた。

　告別式、納骨を済ませたら、後はみんな流れで解散ってことになったんだけど、いとこ数名は酒を飲みながら残ることに。

　泡盛飲みながら、おばあの話をしきりにした。　いろんな話をした。

　3日間で6時間も寝てないという状況だったので、いつの間にかダウンしてて、気がつくと2時半回ってて、みんなもそうだったみたいで、その場でダウンしていた。

　祭壇に手を合わせて帰宅。　休ませて貰ってた仕事もあるので、いつまでも落ち込んではいられないな・・って思った。

　ってことで、日記のほうも復活していきます。　ただいま。